福祉医療機構(WAM)の新型コロナウイルス対応支援金について
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- 1, はじめに 今回は、独立行政法人 福祉医療機構(WAM)の新型コロナウイルス対応支援金の概要と改正点(拡充)について ご説明いたします。 そもそも福祉医療機構は、特殊法人等改革により、社会福祉・医療事業団の事業を承継して、 平成15年10月1日に福祉の増進と医療の普及向上を目的として設立された独立行政法人です。 これまで、あまり馴染みのなかった福祉医療機構(WAM)ですが、昨今のコロナ禍で、 新型コロナウイルス対応支援資金の融資を受けた医療機関様も多いのではないでしょうか? 福祉医療機構は、医療機関に対して貸付を行う医療貸付事業の他に ・福祉貸付事業 ・経営サポート事業 ・社会福祉振興助成事業 ・退職手当共済事業 ・心身障害者扶養保険事業 ・福祉保険医療情報サービス事業 など様々な事業を行っております。 ここで、あらためて『無担保・無利子の新型コロナウイルス対応支援金』の概要についてみてみましょう。 2, 無担保・無利子の新型コロナウイルス対応支援金について
- 3, 最後に
1, はじめに
今回は、独立行政法人 福祉医療機構(WAM)の新型コロナウイルス対応支援金の概要と改正点(拡充)についてご説明いたします。
そもそも福祉医療機構は、特殊法人等改革により、社会福祉・医療事業団の事業を承継して、
平成15年10月1日に福祉の増進と医療の普及向上を目的として設立された独立行政法人です。
これまで、あまり馴染みのなかった福祉医療機構(WAM)ですが、昨今のコロナ禍で、
新型コロナウイルス対応支援資金の融資を受けた医療機関様も多いのではないでしょうか?
福祉医療機構は、医療機関に対して貸付を行う医療貸付事業の他に
・福祉貸付事業
・経営サポート事業
・社会福祉振興助成事業
・退職手当共済事業
・心身障害者扶養保険事業
・福祉保険医療情報サービス事業
など様々な事業を行っております。
ここで、あらためて『無担保・無利子の新型コロナウイルス対応支援金』の概要についてみてみましょう。
2, 無担保・無利子の新型コロナウイルス対応支援金について
融資条件
◆ 貸付対象:前年同月などと比較して減収又は利用者が減少している等
◆ 償還期間:15年以内(5年以内)
当初5年間の無利子貸付範囲
◆ 病院
3割以上減収:2億 「拡充」
3割未満減収:1億
◆ 診療所
3割以上減収:5000万「拡充」
3割未満減収:4000万
貸付限度額
次の金額と「前年同月からの減収額の12倍」のいずれか高い金額
◆ 病院
3割以上減収:10億円「拡充」
3割未満減収:7、2億
◆ 診療所
3割以上減収:5000万「拡充」
3割未満減収:4000万
無担保貸付
◆ 病院
3割以上減収:6億円「拡充」
3割未満減収:3億
◆ 診療所
3割以上減収:5000万「拡充」
3割未満減収:4000万
また、コロナ対応を行う医療機関や政府医療を担う医療機関について、
上記の無利子貸付範囲と無担保貸付については、無利子貸付の範囲や無担保貸付の範囲について拡充されています。
保証人不要制度
融資には保証人不要制度もあり、この場合、保証人をつけた場合の利率に1.5%上乗せされます。
3, 最後に
上記の情報は令和2年9月15日に拡充された内容です。
今後も、条件等の拡充、変更等の可能性もございますので、
融資の検討をされる方は、福祉医療機構のホームページより最新の情報をご確認ください。
◆ 独立行政法人 福祉医療機構(WAM) ホームページ ◆
https://www.wam.go.jp/hp/
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