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2021/12/24

はじめての補助金申請~一連の流れを解説します~

投資,補助金,経営

1.そもそも補助金とは?

まずは、補助金とは何なのかについてご説明いたします。

①補助金によって、目的・対象・仕組みが異なります

補助金は、国や自治体の政策目標(目指す姿)に合わせて、様々な分野で募集されており、経営者の取り組みをサポートするために資金の一部を支援するというものです。それぞれの補助金の趣旨を確認し、自分の事業とマッチする補助金があるかを確認します。

②事業の全額が補助されるわけではないので注意が必要です

補助金は、必ずしも全ての経費がもらえるわけではありません。事前に補助対象となる経費の補助の割合・補助金の上限額を確認しましょう。

③補助金は審査があります

補助金は、全ての要件を満たしていても、申請したら全員必ずもらえるものではありません。補助金には「採択」という審査があります。採択の後、手続き(交付申請や実績報告)を経て、指定の口座に補助金が入金されます。事前の審査(採択)と補助事業後の検査によって補助金の支払いが決定されます。
入金後は、金融機関からの融資と異なり お金を返す必要はありません。補助金は原則後払い(全ての費用を経営者が支払う)の精算払いなので、入金されるまでの立て替え払いが必要です。
この期間は、金融機関からの借り入れをしたり、自院の資金で支払っておかなければなりません。


2.補助金受給までの5ステップ

では、補助金受給までのステップについて見ていきましょう。

①自院に今後どんな投資が必要かを考える

②投資に見合う補助金が有るかを調べる

③補助金の公募要領に合わせて書類を作成し申請する

④採択・不採択の結果を受ける
(補助金を受け取るための手続きである交付申請、その内容が認められたら交付決定を経て事業開始です)

⑤事業の開始(実施)
交付決定された内容で事業をスタートします。(お見積書・請求書・納品書・領収書等全ての必要書類を保管)

⑥補助金の交付
実施した事業の内容や経費を報告します。正しく申請した内容が確認されれば補助金が入金されます。(実績報告書、経費のエビデンス等が必要です)

⑦事業終了後、5年間は定期的(1年に1回程度)の状況報告が必要です。又、補助金によっては、その補助事業が上手く行き収益が計画上、上回ったりすれば収益納付という制度もあります。


3.2022年に予定されている中小企業庁の補助金

①IT導入補助金

日々の業務の効率や自動化の為のITツールの導入等に使えます。

②ものづくり補助金(医療法人は使えません)

ものづくりやサービスの新事業を創出するために革新的な設備投資やサービスの開発、試作品の開発等をサポートする補助金です。

③事業承継・引継ぎ補助金(医療法人は使えません)

事業再編、事業統合を含む経営者の交代を機に経営革新等を行う事業者にその取組の経費の一部を補助するものです。「専門家活用型」では、譲渡側、譲受側双方の士業専門家にかかる費用も補助されます。これは親子承継にも使えます。


4.最後に

補助金申請を考える際に重要となるのは、補助金ありきの投資ではなく「目的に合致した補助金であるかどうか」、「補助金がなくても投資したい内容かどうか」をきちんと検討することです。
また、申請できる期間等も決まっていますのでその辺りの注意も必要です。

補助金申請を院長先生がご自身でされるには、難しい部分もたくさんあります。採択される確率を上げるためにも、経験豊富な専門家に頼るのが良いでしょう。
弊社では補助金申請を専門家が支援をしております。気になることがございましたら、お気軽にご相談下さいませ。
お問い合わせはこちらから
https://www.upp-medical.com/contact/

(出典元:中小企業庁・ミラサポ)


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