自分好みのGPTを作れる「GPTs」を活用してみませんか?
1.はじめに
ChatGPTは今では多くの人が少なくとも名前は聞いたことのある代表的なAIチャットサービスになりました。
最近では、Google社が自社のAIサービスである「Gemini」を発表したり、ChatGPTを運営しているOpenAI社がただのテキストから動画を生成する「Sora」を発表したりしてニュースになるなど、生成系AIの進化は日増しに進んでいます。
今回の記事では、OpenAI社が昨年発表した「GPTs(ジーピーティーズ)」について解説していきます。
2.GPTsとは?
ChatGPTは知っているけど、GPTsは知らないという方もまだいるかもしれません。
GPTsは、わかりやすくいうとChatGPTを特定の目的のために自分の好きなようにカスタマイズしたものです。
2024年2月時点では、まだ有料プランのユーザーにしか公開されていない機能ですが、プログラムを書けないユーザーでも、チャットの入力画面で自然言語を使って指示をし、必要に応じてオリジナルの知識・情報などを追加しながら、自分好みのChatGPTを作れるものです。
実際に使ってみないとイメージが湧かないかもしれませんが、ChatGPTの兄弟分を自分で作れるというイメージでしょうか。
作成したGPTsは、自分だけで使うことはもちろん、一般公開もできますし、リンクを知っている人だけに使ってもらうということも可能です。
一般公開されているGPTsもすでにかなりの数になってきており、その中には医療従事者向けのGPTsも存在します。
例えば「MediReview Assistant」というGPTsは、医学文献レビューの支援に特化したGPTモデルです。ユーザーからの医学に関する質問に対して、膨大な医学文献を情報ソースを集約して回答してくれます。比較的信頼できる情報源を利用するようにカスタマイズされているモデルです。
3.GPTsのメリット・デメリット
AIは「間違いを平気で言う」という問題点があるため、そのまま鵜呑みにすることはできません。しかし、例えば「特定の疾患に関する最近の研究結果をざっと知りたいな」と思った場合にこのGPTsを使うと、短い時間で大まかな情報を得ることができるので、その後必要に応じて自身で深掘りしていくことで、時間の節約につなげることが可能です。
回答の情報源についてもきちんとリンクが貼られているので、自身でリンク先を確認して信頼できる回答かどうかの判断材料に使えるため、その点も安心でき便利です。
4.最後に
GPTsはプロンプトを日本語で入力しても使えます。有料版のChatGPTをお使いの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
▼ChatGPTなど生成系AIを使う場合の注意点
https://www.upp-medical.com/column/clinic-management/7737/
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