クリニック開業時の融資と良い条件を引き出すポイント
Contents
1.はじめに
開業を志し開業候補地が決まった後に、金融機関から融資契約を取り付けることになります。数年前と比べ建築価額や医療機器の価額は高騰していて、金融機関からの融資額が増加傾向にあります。今回は融資申し込み時に必要な書類や、良い条件を引き出すポイントを説明します。
2.金融機関に融資を申し込むときに必要な書類
金融機関には融資申し込みに必要な書類がいくつもあります。これは融資できる人物かどうか、事業が成功し借入金を滞り無く返済できるかどうかを審査するための書類となります。
融資の申し込みに必要な書類
□直近3年分の所得税確定申告書
□医師(歯科医師)免許証・運転免許証の写し
□プロフィールシート
□資産負債関連の現在残高の分かる書類
(預金通帳写し、証券口座残高、固定資産税通知書、ローン返済予定表)
□物件概要書〈土地〉
□物件概要書〈テナント〉
□建築費見積書
□医療機器の見積書
□診療圏分析表
□設立趣意書
□事業計画書
融資申し込み時にすぐ揃えられる書類と事前準備が必要な書類があります。
次項では良い融資条件を引き出すポイントを説明します。
3.好条件を引き出すポイントと準備
好条件を引き出すためには、何年も前から準備が必要です。上記必要書類に「直近3年分の所得税確定申告書」と「資産負債関連の現在残高の分かる書類」があります。より多くの年収と資産があれば条件は良くなります。自分の大事なお金を貸す側になって考えて頂いたら理解し易いかと思います。
「直近3年分の所得税確定申告書」
バイト代や講師料謝礼など細かい所得も漏れなく申告しましょう。税金は開業のための必要支出と捉えましょう。
「資産負債関連の現在残高の分かる書類」
預金を蓄えられる人は借入金返済をする能力があるとみられます。1円でも多く貯蓄をしておきましょう。
4.さいごに
税理士法人アップパートナーズでは、融資申し込みのための事業計画書作成及び金融機関交渉支援をおこなっております。開業後の経営支援を行っているからこそ根拠のある事業計画書を作成することができ金融機関からも信頼を頂いております。お気軽にご相談ください。
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