新しいNISA制度についてのQ&A
Contents
1.はじめに
2024年1月より新しいNISA制度が始まることは過去の記事(2023年2月6日)でもご紹介致しました。制度が始まるまで半年を切っており、証券会社や金融機関などから口座開設の提案を受けられた方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
そこで今回は新しいNISA制度に関する疑問点についてお答え致します。
▼20224年からの新NISA制度
https://www.upp-medical.com/column/clinic-management/7431/
2.新NISAについてのよくある質問
新制度になって手続が複雑になるのではないか?
⇒現行のNISA(一般・つみたて)を利用されている方については、新制度開始時に新しいNISA口座(つみたて投資枠及び成長投資枠)が自動的に設定されるなど、新制度の手続が複雑にならないようになっています。
新しいNISA制度を始める際、既に現行のNISA制度(一般・つみたて)で保有している商品は、売却する必要があるのか?
⇒既に現行のNISA制度(一般・つみたて)で保有している商品を売却する必要はありません。
⇒購入時から一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間、そのまま非課税で保有可能で売却も自由です。
⇒ただし、非課税期間終了後、新しいNISA制度に移管(ロールオーバー)することは出来ません。
非課税保有限度額については、買付額ベースで管理されるのか?
⇒非課税保有限度額については、買付け残高(簿価残高)で管理されます。
⇒このためNISA口座内の商品を売却した場合には、当該商品の簿価分の非課税枠を再利用できることとなります。
つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で利用することはできるのか?
⇒つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で利用することはできません。一つの金融機関でご利用いただくこととなります。
⇒なお、年単位で金融機関を変更することは可能です。
つみたて投資枠だけで非課税保有限度額(1,800万円)を使いきることはできるのか?
また、つみたて投資枠を使わず、成長投資枠だけを利用することはできるのか?
⇒つみたて投資枠だけで非課税保有限度額(1,800万円)を使いきることは可能です。
⇒また、つみたて投資枠を使わず、成長投資枠だけを利用することも可能です。ただし、成長投資枠の非課税保有限度額は1,200万円とされています。
7.最後に
すでにNISAを利用されている方も、まだ利用されていない方も、将来に向けた資産形成のひとつとして内容を理解して頂ければと思います。ご不明な点などございましたらお気軽にご相談下さい。
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