インボイス・電帳法対応にIT導入補助金を活用しませんか?
1.はじめに
インボイス制度や電子帳簿保存法など、ITツールの導入が不可欠な制度の開始が今後予定されています。
そんな時に活用できるのがIT導入補助金です。IT導入補助金は、医療機関でもクリニックでも利用できます。中小企業(クリニックも含まれます)の業務効率化やDXを推進するため、ITツール等の導入費用を支援する目的で作られた制度です。残業削減やスタッフの業務効率UPにも繋がりますので一度ご検討されませんか?
2.IT導入補助金とは?
では、どのような時にこのIT導入補助金を使えるのかということについてご説明いたします。
インボイス対応に必要なITツール導入促進のため、クラウド利用料(2年分)やハード(PC等)購入の補助対象化、補助率引き上げ(1/2→2/3~3/4)が継続されています(デジタル化基盤導入枠)。また、最近では安価なツール導入も支援するため、補助下限額(5万円)も撤廃されました。
クリニック等では、電子カルテの導入・インボイス制度対応の会計ソフト等の導入で活用できるのではないかと思います。導入時には、クラウドの利用も2年分対象となりPCの購入にも補助金が使えることもあります。
2.IT導入補助金は医療法人やクリニックでも使えます
医療法人やクリニックは、資本金3億円以下で常時雇用の従業員が300名以下の場合は対象となります。まずは自社の資本金と常時使用する従業員数を確認してください。資本金(出資額)か従業員数か片方が満たされていれば申請は可能です。IT導入補助金は、電子カルテやレセコンのITツールが最大450万円補助されるので、クリニック等の経済的負担が軽減されます。クリニック等が受け取る補助金額は補助対象経費が基準です。
※1 複数社連携IT導入類型の場合、補助対象が「基盤導入経費」に加え、「消費動向等分析経費」と「参画事業者の取りまとめに係る事務費・専門家費」まで拡大されます。
※2 ハードウェア購入費用の内、交付される補助額はPC・タブレット・プリンター等に該当する費用に対して10万円を上限とし、POSレジ・券売機等に該当する費用に対して20万円を上限としており、最大で合計30万円を上限として交付がされます。
3.IT導入補助金は一度で必要なツールを申請することをおすすめします
IT導入補助金事務局に登録されていないITツールは、補助の対象となりません。IT導入補助金を利用して電子カルテやレセコンを導入する際は、購入を検討している業者に登録されているかどうかを尋ねてください。IT導入補助金2023に申請できるのは、1枠につき1回までです。そのため、1度の申請で必要なITツールをすべて申請しきることをおすすめします。
申請についてご不明な点がございましたらお気軽に税理士法人アップパトナーズまでお尋ねください。
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