Googleマップに悪いクチコミが書かれた。どうすれば良い?
1.はじめに
集患のため近年、重要性がますます高まっているGoogleマップ。ホームページでの検索以外にマップでも検索することで、自分が今居る場所からの距離はもちろん、来院した方によるクチコミも見られるため、医院選定に大きな影響を及ぼしています。
この記事を見てくださっている先生の医院でも、Googleマップの評価(星)やクチコミを集めるために尽力されているところも多くあるのではないかなと思います。
良い評価ばかりが集まればよいものの、時には悪いクチコミが付くこともあります。本日は、「Googleマップに悪いクチコミを書かれた際の対処法」についてお伝えしたいと思います。
2.悪いクチコミはいくつかのパターンに分けられる
悪いクチコミへの対処法は、その内容によって大きく2つに分けられます。
①心当たりのあるクチコミの場合
例えば、「予約したのに待ち時間が長い」「受付スタッフの態度が悪い」などのクチコミはクリニックでよくある内容です。そういったクチコミが書かれた場合は、放置せず丁寧に返信することが重要となります。きちんと返信をすることで、クチコミを見た人に対して「ここは誠実な対応をするクリニックだ」という印象を与えることができます。また、一時の感情に流され批判的なクチコミを書いてしまったユーザーの場合、医院側がきちんと返信することで冷静になり、該当するクチコミを自身で削除する例もあるようです。
また、クチコミに書かれた内容にどのような共通語が含まれているかを分析することも重要です。自院の課題を把握する良いきっかけにし、改善策を実施することは、集患・経営の両面でもプラスに働くことでしょう。
②事実無根のクチコミの場合
事実無根の悪質なクチコミは医院の評判に悪影響を与えます。この場合は、Googleの管理者アカウントから「不適切なクチコミとして報告」することで、Google側で削除してもらえる可能性があります。ただし、報告できるのはGoogleのポリシーに違反しているクチコミのみです。
詳しくはGoogleビジネスプロフィールのヘルプ記事をご覧ください。
https://support.google.com/contributionpolicy/answer/7400114?sjid=2956630145407
3.「悪いクチコミを消します」という業者について
最近では、マッチポンプ商法と呼ばれる手法も流行しており、「Googleの悪いクチコミを消します」などという謳い文句でマッチポンプ(自作自演)をしている業者はニュースでも取り上げられるなど問題になっています。
また、こういった業者の中には、一度Googleビジネスプロフィール自体を削除し、新しく作り直すという手法をとる場合もあるようです。この場合、確かに悪いクチコミは消されることになりますが、それと同時に良い評価も消えることとなります。Googleビジネスプロフィール自体の削除であれば依頼をせずともご自身で対応することも可能です。第三者にクチコミの削除を依頼する際は、その方法について十分に確認した上で依頼するほうが良いかと思います。
4.まとめ
本日は、Googleマップに悪いクチコミを書かれた際の対処法についてお伝えいたしました。MEO(ローカルSEO)施策は取り組むべきことが多く労力はかかりますが、比較的上位表示を狙いやすい分野だと思います。
皆様のクリニック経営に少しでもお役立ていただけますと嬉しく思います。
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▼医療機関が「Googleビジネスプロフィール」をきちんと管理すべき理由
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