2024/09/18
退職金制度導入の際の「確定拠出年金制度」の活用
1.はじめに
スタッフ雇用が厳しい時代となり、賃上げはもちろん、社会保険、福利厚生、退職金制度などさまざまな要素が採用するうえで重要となっています。その中で退職金制度は必ずしも導入が必要なものではありませんが、退職金制度の一つとして「企業型確定拠出年金制度」をご紹介いたします。
2.確定拠出年金(401K)とは
確定拠出年金は、老後資金をつくるための制度です。加入者が自分で掛金を運用し、原則60歳以降に、一括または分割でお金を受けとることができます。確定拠出年金は個人型と企業型の2種類があり、個人型であるiDeCo(イデコ)はご存知の方も多いと思います。
個人型と企業型の違い
2.企業型確定拠出年金(企業型DC)とは
企業型は企業型DCと呼ばれ「企業が退職金制度として導入し、掛金を支払い、企業が指定した金融機関で、従業員が自分で商品を選んで運用し、60歳以降に受け取る制度」です。企業型は、退職金制度の一種ですので、制度を導入している企業に勤めていないと加入できない、という点が個人型との大きな違いです。企業側は、退職金積立として毎月の掛金を拠出します。
3.従業員が企業型DCに加入する最大のメリット(税制の優遇措置)
4.さいごに
退職金制度を導入した場合、企業側は支払わなければならない債務を負うことになります。確定拠出年金制度は、企業側は、毎月掛金を支払ったタイミングで費用計上することができ、将来的に多額の退職金支払いの資金を準備する必要がありません。受け取る従業員側も税制等のメリットを享受できる制度となっています。退職金制度導入の際は、ぜひご検討ください。
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