2024/10/01
インボイス対応の領収書の発行方法
1.はじめに
先日、「お世話になった教授が退任するため同門会主催で退任祝いをホテルで行うが、領収書はどうやって発行すればよいか」と顧問先より質問がありました。
同門会が参加者より懇親会費等を徴収した場合に、インボイス対応の領収書を発行する方法についてご説明致します。
2.パターン別対応方法
①飲食店から参加者ごとに領収書が発行される場合
同門会が飲食店などに料金を一括で支払った後に、飲食店などが参加者ごとに領収書を発行してもらえる場合には、その発行された領収書をもとに経理処理を行えば問題ありません。
②参加者ごとに領収書が発行されない場合
同門会が飲食店などに料金を一括で支払った後に、総額の領収書が発行された場合には、領収書のコピー(適格簡易請求書)と各参加者の負担額等を明記した「立替金清算書」を発行する事でインボイス制度に対応する事が出来ます。
③参加者ごとに領収書が発行されない場合
同門会が事前に作成した各参加者と各負担額が分かる「参加者一覧表」と総額の領収書のコピー(適格簡易請求書)を参加者に交付すること事によりインボイス制度に対応する事が出来ます。
5.終わりに
今回は懇親会・同門会と記載しましたが、忘年会などと読み替えて頂くと比較的該当するケースはあると考えます。
また、免税・簡易課税制度・少額特例の適用対象である場合には対応が異なります。気になる場合は顧問税理士までご相談下さい。
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