Googleリスティング広告の基礎

1.はじめに
昨年12月に公開した記事「WEB広告の種類と効果的な活用方法」では、WEB広告の種類についてお伝えいたしました。本日は、最も一般的なGoogleリスティング広告の基礎内容についてお伝えしたいと思います。お客様より時々お問い合わせをいただくこともあるGoogle広告。聞き慣れないワードなど、初めての方には少々複雑に感じられるところを分かりやすくお伝えいたします。
2.アカウント構造
リスティング広告でまずつまずくのがアカウント構造です。キーワードと広告文さえ用意すればすぐに出稿できると思いきや、実はそうではありません。
広告アカウントの構造はこのようになっています。
広告グループには複数のキーワードと広告を設定でき、それらをまとめたものがキャンペーンと呼ばれるものになります。
ちなみにアカウントは一番上位の階層で、決済情報やユーザーの管理などができます。
例えば、複数のメニューがある美容クリニックが広告を出したい場合は
・シミ取り
・アートメイク
・ピーリング
・医療脱毛
で1つずつグループを作成し、それぞれにキーワードと広告文を設定すると良いでしょう。
※上記に挙げているものはあくまで例となります。
なお、広告文を作成する際は薬機法や景品表示法に抵触しないよう十分ご注意ください。
3.キーワード設定
キーワードは、どのようなキーワードであれば自院のサービスとマッチするかを考えることが重要です。
一つの軸を決め、関連するワードや言い換えたワードを出していくことでアイディアが出やすくなります。
活用できるツールとしては、Google検索のサジェストや、Googleのキーワードプランナー、競合サイトのソースコード、ラッコキーワードなどが挙げられます。
3つのマッチタイプ
キーワードにはマッチタイプを設定することができます。マッチタイプとは、ユーザーの検索語句とどの程度厳密な一致を求めるかを指定するものです。
完全一致…キーワードとまったく同じ意味または意図の検索が表示対象です。角かっこでキーワードを囲います。例:[アートメイク 天神]
フレーズ一致…キーワードと同じ意味を含む検索が広告の表示対象です。二重引用符でキーワードを囲います。例:”アートメイク 天神”
インテントマッチ…指定したキーワードに関連する内容の検索が広告の表示対象です。Googleが推奨しているマッチタイプで、他の2つのように記法はありません。
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
Google広告の出稿について他にも知識は必要ですが、本日ははじめにつまずきやすいポイントに絞ってお伝えしました。皆さまのクリニック経営に少しでもお役に立てますと幸いです。
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