お問い合わせ
                 
クリニック経営ナビは、医科(病院・クリニック)・歯科専門の税理士による情報サイト
メニュー
閉じる
2021/08/12

LINEを使ったクリニックの情報発信

1.クリニックの情報発信

情報発信をしているところと情報発信をしていないところでは、来院人数はもちろん自由診療の収入も大きく変わってきます。

情報発信の手段と言えば、ホームページや、紙媒体のニュースレター・ハガキ等の郵送、Eメール、院内掲示物、最近ではSNSを利用されているところもあるかと思いますが、LINEを使った情報発信もオススメです。
クリニック,情報発信,PR

2.LINEを活用した情報発信のメリット

LINEを使った情報発信の良いところはいくつかあるのですが、ひとつは即時性です。

紙媒体を郵送するものは、時間をかけてゆっくり見てもらえるというメリットはあるものの、作って郵送して届くまでにタイムラグがありますので即時性はありません。

LINEはクリニック側が伝えたいと思ったらすぐに発信できますので、例えば歯科医院などで予約が当日キャンセルされた時など、LINEで当日の空き枠があることを発信することで、チェアー稼働率を下げないで済むケースもよくあります。

また「プッシュ型」と呼ばれる、医療サービス提供側のタイミングで患者さんに半ば強制的に情報を届けることができる特性も、他の情報発信手段にはあまりないメリットと言えます。

ホームページやFacebook・Instagramだと患者さん側から情報を取りに来てもらわないといけないタイプの「プル型」です。「プル型」であれば見てくれるかどうかを発信側でコントロールしづらいので、上述した当日キャンセルになった枠を募集するような発信としては効果が薄くなってしまいますので、その点でも「プッシュ型」である点は魅力です。

さらに、手軽にお金もほとんどかけずに可能(一定数の配信なら無料で使えます)ということも大きなメリットです。日本での利用率も圧倒的ですし、アプリやPCを使ってスタッフの方が簡単に配信できるような設計になっています。配信も一定数までは無料でできるので、お試しで始めて運用が難しくて辞めることになっても金銭的な負担はほとんどありません。

利用するには、LINE公式アカウント(https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/)でアカウントを開設する必要があります。LINEと言っても、個人が使う普通のLINEアプリではなく、クリニック専用のアカウントを作って運用していくということです。

LINE公式アカウントは、旧名LINE@(ラインアット)と呼ばれていたものです。飲食店のレジ前にQRコードが置かれているのを見たことがある方も多いと思いますが、同じように受付等でQRコードを掲示して友だち登録を促すことで、既存患者さんへクリニックとしてLINEでの配信が可能となります。一斉配信もできますし、特定の患者さんと個別のやり取りも可能です。
クリニック,PR,LINE

3.LINEのプランについて

費用にも関係してくるLINE公式アカウントの2021年8月現在のプランですが、フリープラン、ライトプラン、スタンダードプランの3つが用意されています。

フリープラン

月額固定費はゼロ円ですが、配信できるメッセージ通数は、毎月最大1,000通まで。

ライトプラン

月額固定費5,000円で、無料配信できるメッセージ通数は、毎月15,000通まで(追加メッセージ5円/通)。

※メッセージ通数は送付人数×メッセージ通数でカウントされます。1通あたり3吹き出しまで。
※上記は2021年8月の内容となります。ライトプランの上位プランであるスタンダードプランも含め、最新の情報は、LINE for Businessの該当ページ(https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/plan/)にて直接ご確認ください。

クリニックの場合ですと、まずはフリープランで初めて、登録していただける患者さんの数が増えて、配信するメッセージ通数が増えてきたら有料プランにアップグレードするというやり方で良いと思います。
   

4.最後に

これまで受付の方と患者さんとの予約の連絡も電話でやっていて、時間がとられていたことも、LINEを導入することで、空き時間にこなせるようになり、クリニック側の効率化にもつながったという声もあります。まだ導入されていないところは検討されてはいかがでしょうか。


メール相談
メール相談
ページトップへ