Indeedの求人が「非表示」になった。どうしたら良い？

１．はじめに

多くのクリニックが、さまざまな求人媒体と並行してIndeedを使って採用活動をされているかと思います。「Indeedで求人を開始したけど、非掲載になってしまった・・・」そんなご経験はありませんか？
Indeedは公開直後だけでなく、公開後も定期的に審査が行われています。
今回は、Indeedで求人が非掲載になってしまった場合に見直していただきたいポイントをご紹介いたします。

２．作成した求人票と、Indeedの求人掲載基準を見比べてみましょう！

Indeedには、掲載基準（掲載ポリシー）は数多くあります。今回は、その中でも意図せず該当してしまうことが多い内容を抜粋してご説明いたします。

１）掲載基準に沿わない内容になっていませんか？

掲載できないものとして、法律に抵触する、求職者に犯罪をそそのかす求人や、他人の権利を侵害する内容を含んだ求人票は当然NGです。ほかにも、仕事を始めるにあたり、必要な備品を求職者が買う必要があったり、働くために出資しなければいけないようなビジネスモデルの場合は、掲載ができないとこととなっています。
例）加盟金、健康診断、制服（条件による）、物品購入など

２）最低賃金以上の給与を設定した求人票となっていますか？

最低賃金とは、「最低賃金法」という法律により定められた、使用者が労働者に支払わないといけない賃金の最低額のことで、時給で換算されています。最低賃金は、都道府県ごとに定められている「地域別最低賃金」と、特定の産業ごとに定められている「特定最低賃金」の2種類あります。毎年10月に改定が実施されていますので、厚生労働省が公表している地域別最低賃金・特定産業別最低賃金の最新版を確認し、該当地域、該当産業の最低賃金以上の給与を設定しましょう。固定残業代制を採用している場合も、表記方法には注意が必要です。

３）ジェンダーによる差別に該当するような記述がありませんか？

厚生労働省は、求人募集や採用に関して、ジェンダーを理由とする差別を禁止し、男女均等な取り扱いを求めています。Indeedでも、ジェンダーによる差別であったり、優先する文章が含まれている求人は掲載することができません。人種、年齢による応募制限もNGです。
例）
NG）看護婦　→　OK）看護師
NG）主婦の方歓迎！　→　OK）主婦・主夫の方歓迎！

４）重複した内容の求人を既に出していませんか？

Indeedは、「1職種あたり1求人」が原則です。職種・雇用形態・勤務地・業務内容が同じ求人票を、既にIndeedから掲載していませんか？ほかにも、職種名を変えたり、誇張した職種名で、同じ業務内容の求人票を投稿することもNGです。
NG例）
求人Aの職種名は「受付スタッフ」、求人Bの職種名は「デスクワーク」だが、求人AとBは業務内容が同じ

５）職種名に、クリックを誘発するような文言が入っていませんか？

魅力的な福利厚生や制度を求人票のタイトル（職種名）に入れることで、「目立たせて、応募への誘導を図りたい」と思われている院長先生も多いのではないでしょうか。しかし、Indeedでは、職種名と職務内容は適切な内容でなくてはならず、クリック目的のキーワードを入れた求人票はNGとなっています。アピールしたいキーワードは、仕事内容に記載し、職種名はシンプルにして、「！」や「★」などの記号も控えましょう。
例）
NG）未経験、1日４H～OK！フロント受付　→　OK）フロント受付

６）求人票内で必要以上にキーワードを記載していませんか？

不正確な検索結果の表示や求職者の利便性を損なう恐れがあるため、過剰なキーワード（ハッシュタグなど）の羅列は、Indeedでは掲載できない場合があります。職務内容や、応募条件、アピールしたいことはキーワードを用いて、分かりやすく文章にしましょう。
NG例）
#正社員#高収入#日払い#事務職#未経験OK#経験者歓迎#接客#福利厚生#研修制度#ホワイト企業#オープニングスタッフ#決算賞与有#ボーナス3回#有給休暇

3.まとめ

今回ご紹介したIndeedの掲載基準は一部で、ルールは年々更新・厳格化されています。以前は掲載できていた求人が非掲載になったのは、新たな掲載基準に違反してしまったからかもしれません。
AIの進化によってIndeedのチェックも強化されており、悪質な違反は、アカウントが停止になる可能性もあります。なぜ非掲載になるのか、どうしても分からない場合は、ヘルプセンターに問い合わせることもできます。
Indeedは数多くの求職者が見ている求人媒体の代表格です。Indeedに記載されている掲載基準・ガイドラインを確認して、求人原稿を作成しましょう。

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